【池田市】熱気と笑いに包まれた1日。第17回社会人落語日本一決定戦が2025年12月7日(日)決勝戦開催。

天神にある池田市民文化会館で2025年12月7日、「第17回社会人落語日本一決定戦」の決勝大会が行われました。古典落語「池田の猪買い」「池田の牛ほめ」の舞台として知られる池田市で、全国から集まった社会人落語家たちが話芸を競い合いました。この大会は平成21年(2009年)、池田市市制70周年事業として桂文枝師匠の統括のもと始まりました。以来、毎年開催され、社会人落語家にとって「日本一」を目指す晴れ舞台となっています。
会場の熱気
会場の池田市民文化会館にはのぼりが立ち、入り口には入場を待つ長い列。
日清食品のキッチンカーが登場し、来場者には温かい「どん兵衛」が無料で振る舞われました。観覧は無料ですが、入場には整理券が必要で、毎年早々に配布終了となる人気イベントです。
予選から決勝へ
今年は応募総数340名。事前審査を通過した156名が前日の12月6日(土)開催の予選に挑み、その中から勝ち抜いた10名が決勝の舞台に立ちました。池田市長の挨拶に続き、桂文枝師匠が軽妙なトークで開会を宣言。会場は開始前から笑いに包まれました。

白熱の決勝戦
決勝に進んだ10人は、古典落語や創作落語でそれぞれの持ち味を披露。ライバルでありながら「落語仲間」としての温かい空気も漂い、観客を大いに楽しませました。落語を初めてしっかり観たのですが「もっと聞いてみたい」と思うほどクオリティと盛り上がりでした。栄えある第17代名人の称号を手にしたのは、東京都江戸川区の松鈴亭竜扇さん。

画像提供: 社会人落詰日本一決定戦実行委員会様
見事な話芸で観客と審査員を魅了し、優勝を果たしました。池田市が「落語のまち」として全国に発信するこの大会。地域と企業が一体となって文化を支える姿は、まさに池田ならではの魅力です。来年もまた、多彩な社会人落語家たちが池田に集い、笑いと人情を届けてくれることでしょう。
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