【箕面市】一生に一度!?北大阪急行線の延伸事業のシールドトンネル見学会に参加してきましたよ!
2019年12月7日(土)と、14日(土)に、「北急こども見学会」が行われます。
今回、箕面市にお願いして、12月7日(土)午前の部10時~11時30分に行われた見学会を取材させて頂きましたよ!
北大阪急行線の延伸事業は、大阪の南北軸の強化、国道423号(御堂筋)の渋滞緩和及び大阪北部地域における公共交通の利便性向上を目的として、2つの新駅を建設し、約2.5kmの線路延長を行うものです。
見学会は、箕面船場阪大前駅から千里中央駅へ向かう約1.2kmのシールドトンネル工事の様子を見学できるというものでした。
1回の定員は30名程度。
応募がかなり殺到したようで、抽選の結果、箕面市内在住の小学校5年生・6年生の児童と同伴する大人の方々が参加されていました。
最初に、「北大阪急行線延伸事業の概要説明」が行われ、「なぜ、新しく駅を作るのか。」、「シールド工法とはどのような方法なのか?」などを詳しく説明して頂きました。
壁にも、シールドマシンの写真や工事の概要等が貼られていましたよ! 説明会の後、ヘルメットに軍手、そして離れていても声が聞こえるように小型のインカムをつけていざトンネル工事の現場に向かいます!
新しく出来る箕面船場阪大前駅は、地下鉄の駅になります。
駅ができる予定の場所に、セグメントヤードとプラントヤードがあります。
写真右手にあるのが、セグメント等材料の保管場所や、これらの材料を地上から地下へクレーンでおろす場所として使用するセグメントヤードです。
写真左手にあるのが、シールドマシンを操作する中央管理室や土砂ピットなどの設備が入っているプラントヤードです。
まずは、セグメントヤードの中に入らせてもらいました。
約地下3階のあたりに箕面船場阪大前駅が出来るため、細い階段をどんどん降りていきます。
箕面船場阪大前駅から千里中央へ向かって、大きな丸いトンネルが作られています。
こちらが、シールドマシンの先端部分です。
カッターヘッドが回転して土を削り、削った土を後ろに排出しながら進んで行きます。
削り取った土は、黄色いホースを通って隣のプラントヤードに運ばれます。
その後、トンネルの壁となるコンクリート製のブロック「セグメント」を固定して、一つの断面(リング)にしていきます。
1分間に掘ることができるトンネルの距離はなんと2センチ。
1日8リングを目標に、24時間体制で作業を行っているようです。
こちらは、お隣のプラントヤードです。
地下から運ばれてきた土は、濁水処理整備、土砂改良整備等を通って、トラックに積まれて運ばれていくとのこと。
そして、プラントヤードには中央管理室があり、シールドマシンはこちらで操作されているそうです。
現在、地下の有効活用なしでは街を発展させることは難しく、地下鉄の他、電力用ケーブルや上下水道等、様々な用途のトンネルが地下に張り巡らされているようです。
そのトンネルを安全に掘ることができるのがシールド工法で、地盤が弱いところでも掘り進めることが出来、ほとんど地下で作業をするために地上部分への影響を最小限に抑えることができるとのこと。
安全で環境にやさしい方法で工事が行われていると知って、参加されている方々も安心されたようです。
(昼夜問わず作業をされている熊谷組・フジタ・森組特定建設工事共同企業体の皆様です)
今回の見学会に参加して、2023年度の開業に向けて、多くの方々が、安全・安心を優先しながら関わってくださっているということを知り、感謝するとともに、今後ますます発展していく箕面市の未来にワクワクしました。
※箕面市役所様、北大阪急行電鉄様、熊谷組・フジタ・森組特定建設工事共同企業体様、取材協力ありがとうございました。
説明会の場所はこのあたり↓
(とも)